誰も頼んでいないのに
どうにも落ち込む近頃は
頭も身体も鉛のよう
どうにもこうにもできないや
きみは悪くないのにさ
笑う気力がないんだよ
喋る気力がないんだよ
聞く気力すらないけれど
その声だけは聴いてたい
今夜もこんな私のそばに
どうしてきみは居てくれるんだ
はぁ 馬鹿じゃないのって
ほんとは苦しいだろうに
ズキズキと刺す痛み抱えて
小さなことに目くじら立てて
私になんか構わないでよ
重なる通知はまるで襲撃
きみは悪くないのにさ
起きる気力がないんだよ
歩く気力がないんだよ
寝る気力すらないけれど
その体温の隣がいい
今夜もこんな私のそばに
どうしてきみは居てくれるんだ
はぁ 馬鹿じゃないのって
ほんとは苦しいだろうに
きみが笑うたび
心がぎゅっとして
泣きつきたいんだ
どうかぎゅっとして
今すぐにでも 謝りたいよ
笑って話がしたいんだよ
どうか許して、なんてこと
言う必要すら消えてしまえよ
今夜もこんな私のそばに
どうしてきみは居てくれるんだ
そんな大きなやさしさに
到底追いつけない私には
きみを愛すしかできないな
ひとりで飯を食う時にそれが美味いか不味いかなどはなんの問題でもないな
ひとりの時に食う飯は空腹を満たす為だけかあるいは時間潰しのお供だ
ひとり飯が美味い日は僕がゴキゲンってだけさ
君が美味い、と笑うから僕も美味いなぁと笑う君が不味い、と笑うから僕は好きだよ、と笑うのさ
時の流れに乗るのはわたしらしくないかそれが正解だとしてもわたしらしくないか
大勢の葉っぱたちが かさかさと音を立て始めたら出発の合図さわたしは わたしなりにもうちょっと踏ん張ってみるよ
かっこつけてるだけじゃないんだって伝えたい 嘆きたい こと叫んでるんだよ君の探し物はなんだっけ今すぐ教えておくれよすぐに探しにゆくよ
ツイッターを見ていると
頭がおかしくなりそうだ
なにもできていないから
どんどん追い抜かされていく
それが一番正直に
表れてしまう場所だから
何度言い訳をしただろう
何度慰めただろうか
わたしはわたしでわたしなりに
頑張って生きているから、と
それでも
どんなにすり減らしても
闘えなければ意味がないのだ
今やることをするべきなのだ
さぁ
もう
なにもわからないや。
片思い、みたいだ
なんだか
なんだか
生きてる時間とおなじだけ
ずっと一緒のはずなのに
なんだかうまく話せずに
目を合わせることもできずに
でも その背中を見つめると
なんだか涙が溢れるの
一番近いはずなのに
一番遠い気がするの
全部自分のせいなのだけど
昔は一晩寝て仲直り
全部自分のせいなのだけど
今は出口が見えなくて
だめだめで、ごめんね
はやくおとなになるから
おとなになれたら また
デートに誘うよ
きみと初めて出逢ったから
だれにも言えない話をするよ
きみと初めて出逢ったから
だれにも言えない話を聞いてよ
たとえば気になるあの子の話
昔々の「まちがい」の話
あの子が遠くへ 逝ったこと
ぼくがぼくを 嫌いな話
きみと初めて出逢ったから
だれにも言えない話を聞いてよ
みるみる変わる 景色の中で
変わらない ぼくの話
ぐるぐる ぐるぐる 回ってる赤と青に 襲われた
黄色い島と 緑の海見えていたのは「ほんと」の色か
わからない、とはなんて面白く
わかるとは なんて面白い
長い 長い 時間の間広い 広い 宇宙の間
あまりにも、ちっぽけだ
壊れて壊して壊れて壊して
ぐるぐる ぐるぐる 回ってるその端っこを 目指してる
影が二つに割れる時
どちらを辿ってゆきましょう
影が二つに割れる時
心が二つに、割れる時
影が二つに割れる時は
光が二つ、ある時です
空の青に
墨を垂らした
愚かな心を 隠すように
闇に消えた黒猫は
二度と戻りはしないのです
さぁ
手をつないだら
地獄の底へまっしぐら
浮世の世界で君たちは
ふたつ 愛してはならないの
白い部屋に独り
ここから外は見えていて楽しそうなあなたも怒っているあなたも丸見えなのですが
なにも聞こえない
ランドセルを背負った少女はいつものようにうわばきに履き替えた
こっちを向いて笑っているわたしは笑われている
何も変わりない何もわからない
いつもの場所に座り込んで分厚い硝子に問い掛けた
何がいけない?
ある日突然変わるもの
昨日までの正しさは間違いになって
昨日までの本当は嘘になって
わかるのは自分だけだ自分のこころの奥の ほんとそれだけが本当だ
白い部屋に独り
ここから外を眺めてそんなことを考えて
今日は月を見なかった昨日の月は、大きかったな
目を閉じよう